ロータリー通信

2019.11.19
三木明国際ロータリー理事(姫路ロータリー会員)招集によるロータリー研究会が神戸ポートピアホテルで開催されました。(11月18日~19日)

2019.11.04
10月15日例会の会長スピーチ<公開パート3>「持続可能性について感じること」をUpしました。(詳しくは上の「>一覧を見る」をクリック↑

 

台風15号による被害もまだ癒えない状況ですが、先週末、さらに大きな台風19号がやってきました。

わたしはちょうど金・土・日と富山に行っており、地元の人曰く「富山は立山が守ってくれる」はずの富山においても特別警報が出て、大会や式典が中止や延期になりました。日曜日は東京で用事を済ませて帰る予定でしたが、北陸新幹線が動かなくなり友人の車でなんとか姫路まで帰って来られました。

今回は多摩川が二子玉川で、また長野では千曲川が氾濫し長野新幹線の車両基地が浸水するなど各地で大きな被害がありました。二子玉川では、以前から堤防をつくるか景観を優先するかの議論が住民の間でもあったと聞いています。いずれにせよ、100年に一度という想定は、いつか起こるものではなく、もうかならず起こるものだと考えて防災対策に取り組むことが必要な時代になってきました。「地域の持続可能性」を考える場合、少子化や地域内の経済循環とともに防災の視点も欠かせなくなったと言えます。

この播磨地域においては、北部では山崎断層帯地震、南部では南海トラフ地震による水害が予測されています。「企業の持続可能性」もわれわれロータリアンの責務です。ちょうど11月7日に姫路商工会議所主催の「BCPセミナー」が開かれることをお知らせしておきます。

さて、富山では隈研吾さん設計の「TOYAMAキラリ」のなかの富山市立図書館を視察しようと調べ物をしていると、この9月にトルコの実業家のプライヴェート・ミュージアムである「オドゥンパザル近代美術館」が、隈研吾さんのデザインで開館したという情報を知りました。この美術館のコンセプトは「コミュニティのためのリビングルーム」です。地元の人がデイリーに使える「居間」のような空間をめざしています。

この話を知って、先週訪れた米山梅吉記念館で、晩年の米山梅吉さんが、いまの青山学院初等部の前身である「緑岡小学校」を私財を投じて建設したという話しを思い出しました。

また、先週もお話しした岩手県の紫波町の図書館には「まちの課題を解決する開かれた図書館」というコンセプトがあり、社会的包摂、ソーシャル・コンクルージョンを施設のミッションとしていました。姫路ロータリークラブ70周年のテーマである「サステイナブル・ロータリー」とは、どうやらそのあたりに解答があるのではないか、そしてそこに「組織の持続可能性」があるのではないか、そんな気がしています。

2019.11.03
姫路ローターアクトクラブ50周年記念式典が開催されました(11月3日)

2019.10.28
10月8日例会の会長スピーチ<公開パート2>「米山記念館、そしてオガール視察」をUpしました。(詳しくは上の「>一覧を見る」をクリック↑

 

〇10月4日(金)5日(土)、米山記念館視察旅行が開催されました。

まず三島に到着して源頼朝が源氏再興を祈願した三嶋大社に参拝、そして米山記念館を視察しました。ここでは、米山梅吉の生涯を隅々まで学ぶことで、稀代の篤志家・米山梅吉誕生の秘密にふれることができました。

そのあと三島の新名所・スカイウォークへ、その晩、ラグビーワールドカップの試合で盛り上がる静岡で泊まったあと、翌日は、静岡浅間神社や久能山東照宮と家康の墓所、清水の次郎長の生家、そして三保の松原など名所旧跡をめぐりました。 徳川家ゆかりの社寺やまちおこしのための新名所づくりなど、地域の持続可能性を保っていくための各地での多様な取り組みが印象的でした。

おかげさまで、7月の初例会で申し上げた「よき学びと奉仕は、よき親睦と交流から」をまさに絵に描いたような視察旅行となりました。澤田親睦委員長はじめ親睦委員会のみなさま、永井米山記念奨学委員長、JTB熊谷会員、そしてご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

 

〇あと、個人的な話しですが、先日岩手県紫波町のオガール紫波での「全国まちなか広場研究会」に参加してきました。「公民連携」で今をときめく紫波町のオガールですが、有名なバレーボールコートと宿泊施設、そしてオガール広場のほかに、中心施設として「図書館」があったのに驚きました。その紫波町図書館のモットーは「つながる図書館、広がる図書館」。

ふつう図書館というと、図書館司書の方が静かに受け付けに座っていて、蔵書の貸し出し返却に対応しているというものですが、オガールの図書館は、まちの課題を解決する図書館をめざしています。まちづくりのこと、町の中心産業である農業のこと、若者の未来の選択のことなど、これからの紫波町が取り組みべき課題に対して、図書館ができることはなにかを探して、8人の司書が毎週のように出張しています。

社会的包摂機能を持った図書館・・姫路の図書館もそんな地域とつながる、情報が広がる図書館に進化させていけないかと思いました。

また、オガール周辺は、一定のエコ基準に達した住宅の分譲地として、町が宅地分譲をおこなっています。そして施工はすべて町内の工務店です。地域内経済循環のモデルとしても、持続可能な地域のこれからの在り方として多くの学びがあった研究会でした。

〇本日の卓話は、見野古墳群保存会の竹中会長にお越しいただいています。持続可能な地域づくりの先進的な取り組みとしてさまざまなお話しが聞けるものと楽しみにしています。

2019.09.10
9月3日例会の会長スピーチ<公開パート1>「ドーナツ経済学について」をUpしました。(詳しくは上の「>一覧を見る」をクリック↑

 

今読んでいる『ドーナツ経済学が世界を救う』という本がとても面白いので紹介します。

もともと経済学とは、ポール・サミュエルソンが「フロー循環図」というわかりやすい模式図を考案したところからパラダイムが確立され発展してきました。ただこの図は、たんにお金の流れだけを示したもので、登場するのも「資本家」「労働者」「消費者」の三者だけでした。お金の流れを伴わない「家庭内の労働」、「コミュニティの営み」、そして「地球の資源の採取」や「廃棄」、地球が太陽など宇宙空間とやりとりするエネルギー交換などはまったく対象外でした。そして現代の経済理論もいまだにその延長線上にあります。

その不完全な図を描き替えると世界がまったくちがって見えてくる。そしていま世界や地域が抱える多くの問題を解決するカギとなるのではないか。その新しい図とは、大きな外側の円と小さな内側の円からなる「ドーナツ」のような形をしています。

内側の円は、人間が快適に暮らしていける土台を表すラインです。水や食料、衛生や貧困、教育や平等などにあたります。外側の円はエコシステムとしての地球の上限を表しています。気候変動や水資源、生物多様性などが守られるラインです(SDGsのロゴマークの17色のリングと似ていますね)。

そして、わたしたち人間の経済活動が、この二つのラインの内側に収まるようにコントロールしていくことが世界のあらゆる問題の解決につながり、持続可能な地球が実現するという「新しい経済のかたち」が唱えられています。

300ページ余りの本のまだ100ページほどを読んだばかりなので、このあとどういう結論になり、この世界を救うためにどういう方策が出てくるのか楽しみですが、じつはこの「かたち」はロータリー運動の始まりと発展とにも深く関係している気がしています。

1905年の世界恐慌のあおりを受けて不正な商取引や貧困、犯罪が増えていたシカゴのまちで、ポール・ハリスがいまの社会に欠けているもの、わたしたちに必要なものとして感じた「直観」とは、このドーナツの内側の円が正しく保たれていないという認識から生まれたものではないでしょうか。また、その後の社会奉仕や国際奉仕として、きれいな水や食料の提供、疾病との闘いなど、徐々に外側の円をきれいに描きなおすための取り組みにまでロータリーの運動は進化しつつあるように感じます。

こんなことに思いをめぐらせつつ、姫路のロータリー70周年のビジョンである「サステイナブル・ロータリー」は、もしかすると広い意味での<ロータリー経済学>につながっていくような予感がしています。

来週9月11日には、姫路青年会議所のSDGsに関する例会が開かれます。さまざまな機会を生かして、会員のみなさんとともにこれからの「ロータリーのかたち」を創造していきたいと願っています。

2019.08.27
第60回姫路ロータリーキャンプ実施<8月19日(月)から21日(水)太尾キャンプ場にて>

8月19日(月)から21日(水)にかけて、太尾キャンプ場にて第60回ロータリーキャンプが開催されました。(例会報告は9月3日予定)

2018.12.20
「世界を変える行動人 PEOPLE of ACTION」 (詳しくは上の「>一覧を見る」をクリック)

ロータリーと共に”インスピレーションを生み出そう” 姫路ロータリークラブは、戦後間もない頃から、市内の小学6年生を対象とした夏のキャンプを主催してきました。このキャンプで子供たちは、リーダーシップと協力のスキルをロータリアンから学ぶだけでなく、普段触れることの少ない美しい自然に身を置きます。「世界を変える行動人」としてロータリアンは子供たちにインスピレーションを与え、これまで会ったことのない人たちと一緒に活動しながら、独立心も育むこのキャンプを導いています。姫路ロータリークラブは「世界を変える行動人」として、地域社会と共に活動しています。

ちからをつなごう
インスピレーションを生み出そう
夏季林間学園・姫路ロータリーキャンプ

2018.03.16
3月11日(日)地区大会2日目の写真を会員写真広場にUpしました。

2018.03.05
2月25日(日)香住日帰り旅行の写真を会員写真広場にUpしました。

2017.10.30
10月10日(火)芋煮会の写真を会員写真広場にUpしました。